第一次世界大戦におけるドイツ飛行船の英本土爆撃

 第一次世界大戦においてドイツ飛行船が英本土爆撃を行っていたことは周知の事実であると思う()が、当時の飛行船の爆弾搭載量はどれほどのものであったのだろうか。

L71(Zeppelin; the story of a great achievementより)
L71 at Friedrichshafen(出典:Zeppelin; the story of a great achievementより)

 この爆撃行に出撃した飛行船の最大搭載量の記録は、1916年9月23日夜のL30(海軍所属)によるもので、その内訳は4発の300kg爆弾、40発の58kg爆弾、そして60発の11kg焼夷弾、合計4.2tであった。

1916年4月、ツェッペリン飛行船が投下した爆弾(Wikipedia(en)より)
1916年4月、ツェッペリン飛行船が投下した爆弾(出典:Zeppelin,Wikipedia(en)より)

 その後、英本土の防空体制の充実によって、ドイツ飛行船はその搭載量を代償として最大上昇限度を獲得せざるをえなくなり、戦争後期にはかえって爆弾の搭載量が減少している。

 とはいえ、1918年8月5日の夜、最後の英本土爆撃に出撃したドイツ海軍飛行船隊の5隻は、いずれも2.5~3.5tの爆弾を搭載していた。

L70(Zeppelin; the story of a great achievementより)
L70 at Friedrichshafen(出典:Zeppelin; the story of a great achievementより)

 もっとも、それが全長211.5m/直径24.0m/気嚢容積62,200m^3/最大速度131km/h/乗員18名(L70)の巨体に見合ったものかと言えば、その後の戦争の歴史が証明しているところであろう。
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

天翔

Author:天翔

Webサイト天翔艦隊管理人がTwitterでつぶやいたネタを、再構成後に格納しています。

ほとんどチェックしていないので、コメント等への反応は保証できません。。。まあもしそんなものがあれば、の話ですが。

累計:現在:

Twitter
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク