全木製硬式飛行船の系譜(その1)

 WW1時ドイツは最大で全長200m近い木製の硬式飛行船を、20隻以上実戦配備していた。建造はSchutte-Lanz(シュッテ=ランツ)社で、船体の空力設計などでは有名なZeppelin社を上回る先進性を見せている。

SL2(Wikipediaより)
SL2(出典:シュッテ=ランツ,Wikipediaより)

 Zeppelin社製飛行船に用いられていたジュラルミンに比して、木材それ自体の強度は(試験室レベルでは)決して劣るものではなかったが、当時強力な合成接着剤がなかったこともあって、船体構造の脆弱性が問題になった

SL1骨格(Wikipediaより)
SL1骨格,本船のみ大圏構造(出典:シュッテ=ランツ,Wikipediaより)

 飛行船乗員からは"ニカワ壷"なるあだ名を頂戴していたようだ。Schutte-Lanz社も、後にジュラルミン製の飛行船を建造することになるが、その第1船が就役する前に終戦を迎えることになる。
 なお、構造材として用いられた木材の樹種はアスペン(Aspen,ヤマナラシ - Wikipedia)で、近似種が中国製の割り箸に用いられている。
関連記事

コメント

非公開コメント

プロフィール

天翔

Author:天翔

Webサイト天翔艦隊管理人がTwitterでつぶやいたネタを、再構成後に格納しています。

ほとんどチェックしていないので、コメント等への反応は保証できません。。。まあもしそんなものがあれば、の話ですが。

累計:現在:

Twitter
検索フォーム
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
リンク