全木製硬式飛行船の系譜(その2)

 あまり知られていないことだが、フランスも硬式飛行船を建造している。1913年、現在は軍用ゴムボートメーカーとして有名なZodiac社が建造したフランス初の硬式飛行船は、全長113m、直径13.5mの木構造だった。
 設計者の名前を取って"SPIESS"と名付けられたこの飛行船は、その後、船体延長などの改修を受けつつ数回飛行したようだが、1914年8月の世界大戦勃発を受けてか、同年12月に解体されている。

SPIESS(Wikipedia(en)より)
SPIESS(出典:Wikipedia(en)より)

 Zodiacの創業者の姓が"Mallet(木槌)"なのは、この飛行船が木製なことと何か関係があるだろうか(ありません) なお、大戦中Zodiac社は気球や軟式飛行船の建造に注力している。

Zodiac(Wikipedia(en)より)
ZodiacIII(出典:Wikipedia(en)より)

 以後フランスは、大戦終了後にドイツからツェッペリン飛行船LZ114を戦争賠償として獲得するまで、硬式飛行船を運用することはなかった。この飛行船は"Dixmude(ディスミュド)"と命名されたが、後に地中海上空で嵐の中を飛行中行方不明となり、フランス硬式飛行船の短い歴史はここで終わっている。

LZ114,Dixmude(Wikipedia(de)より)
exLZ114, Dixmude(出典:LZ 114,Wikipedia(de)より)
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